brother
「たとえあたしがあんたのお義姉さんになったとしても何でここにあんたがいるかには繋がんないし…ってか何でいるわけ?」

美羚は早口で言った。

仁はクシャクシャと自分の髪をかくと。

「まぁようするに美羚ちゃんの姉さんと兄ちゃんが半同棲してるからすむ場所なくしちゃって…それで美羚ちゃんの……ってえぇ!?」

美羚は仁を掴むとそとに放り出した。

「なんて理由があろうと…あたしの家には置けません。帰って!!」

バタンっっっっ!!!!

美羚はいきよいよくドアを閉めた。

「ふぅ…」

一体あいつは何者!?

しかもお姉ちゃん結婚するのかよ?

美羚は携帯を取り出し電話長を開いた。

美鈴…美鈴…

プルル♪♪

「もしもし美羚?」

なんかすごいテンション高い!?

「お姉ちゃん?あのささっき仁とか言う子が…」

「ごめん。美羚!いま酔っ払ってて~仁ちゃんはいいこだし~面倒みてあげてよ~ねぇ。和也☆」

和也?お姉ちゃんの夫!?

「じゃあ切るね~?」

「え?ちょ…お姉ちゃん!?」

ツーツー…

なんなのよ!?
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