青の微熱
祐介は2年生になった。

電話のバイトは辞めて

近くのカラオケ店に移った。

週末だけは

歌のレッスンに通ってたし

ライブは日増しに

多くなってきていた


私も親の手前そんなに

外泊はできなかったから

限られた時間を

啄ばむように

私たちは抱き合った。


ここだけは私にとって

日常から逸脱した

祐介との秘密の愛の部屋。







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