青の微熱
祐介はプロを目指していた

そのために上京した。

私と会うためと言ってたけど

そんなに簡単に夢は

諦められない。

祐介の声は素晴らしかった。

勿論成功してほしいし

応援もしてた。

けど・・・

今の二人の生活が

壊れてしまいそうで

恐かった。

私だけの祐介でなくなる気が

どこかでしてた。

祐介が龍でいる時

それは全然別人だったから。
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