青の微熱
一度ライブを見に行った。


そこには・・・

大勢の女の子達が

龍に群がり

龍を求め狂喜乱舞し

私の入る隙はないように思えた


祐介はバンドを組んでいた。

まだインデイーズだったけど

かなりのファンがついていた。


いつも私を愛しく

抱いてくれる祐介が

とても遠く感じられ

私は嫉妬と不安で

そんな日は限りなく

彼に甘えたくなった。


自分の存在が

凄く頼りないものに思えた


祐介はみんなのもの・・・?
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