青の微熱
「ねえ、祐介

私のお願いって

なんだか知ってる?」

ある日、彼の腕の中で

星を見て言った。

「な~に?」

「えっとね、

ずっと祐介と一緒にいること

大学に入って卒業して

祐介もどっかに就職して

そしたら祐介の・・・」

「俺の、なに・・・?」

「祐介の・・・

お嫁さんになること」

「ははっ、茶織は

相変わらずおこちゃまだな~!

なれるよ。きっとね!

お星さまはいっつも

ちゃおの夢を
叶えてくれるんだろ?」


「うん!」

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