青の微熱
学校では

どんどん受験ムードが

広がっていた。

舞子は浩太と同じ大学を

目指していた。

美紀は勉強ができたけど

音楽っていう目標があったから

やはりプロになりたいって

ライブ活動を頑張ってた。

祐介と同じ夢に向かってる

美紀が羨ましかったし

あの日のことがこびり付いて

祐介とのことを言えないでいた

言ってしまうと

トビの耳に入るのが恐かった。

美紀がまだ祐介を好きでいたら

と思う気持ちも正直あった。
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