青の微熱
私は祐介のこと・・・

祐介との生活を守りたいばかりに

みんなの気持ちなんて
考える余裕がなかった


そんなある日・・・

夏休みになるちょっと前
浩太に呼ばれた。

体育館の前で

「俺らももう引退なんやけど
お前引退試合来てくれん?」


「あー、舞子から聞いたけど
まだわからへん。」


「お前最近おかしない?
みんな心配してるよ。

塾とか頑張りすぎやろ?」


私は胸がちくちく痛んだ。
< 120 / 241 >

この作品をシェア

pagetop