青の微熱
心配そうに

見下ろす彼の胸で

私は泣き続けた。

何から話せばいいか

わからなかった。

たった今聞いた浩太と

トビの言葉が胸を抉る。

凄く悪いことを

してる気がした。


「とにかくこっちにおいで。

服着替えなきゃ。」

ベッドに座らせ

子供のように制服を脱がせる

祐介の優しさが

胸を締め付けた

下着だけになった私は

泣きながら

祐介に抱きついて唇を塞ぎ

彼の上に覆いかぶさった。





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