青の微熱
隣にいるトビを見た。


試合の後の

汗で縮んだ前髪が

凄くいとおしかった。


トビは私の存在さえ忘れたように

祐介の歌に聴き入っていた。


憧れと愛情の眼差しで

祐介を見つめていた。


この二人が

わだかまりなく会える日が

一日も早く来ることを

心から願った。


祐介のオリジナルソングになった


<蒼の天使>です。

聞いてください。
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