青の微熱
トビの死は
あまりにも突然で
とても不自然だった。


祐介とさよならをした日・・

あまりにも祐介が泣くから
私は踵を返して帰れなかった。


それがすべてを
分けたのだとしたら
あまりにも酷すぎる・・・


祐介のベッドの端っこに
座って私たちは・・・

泣きながら
抱き合っていた。


あまりにも悲しかったから
涙で曇って見えなかったんだ・・


そこに貴方は来て

鍵をかけてなかったドアから
見たんだよね・・?


「わたしたち」を・・・

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