青の微熱
病室に
舞子と浩太
美紀が駆けつけた。


母が出てきた。


「ごめんなさいね。
いつも心配ばかりかけて。」


「ちゃお、大丈夫ですか?」


「ちょっと目を離した隙に
飛び出したのよ。
ホームで保護されて・・」


みんなで顔を見合わせた。


もう何度目だろう?

茶織は一体どうなって
しまうんだろう?

みんなため息をついた。


「祐介は?」

みんなが首を横にふった。

美紀だけが何かを
じっと考えている風だった。
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