青の微熱
涙の卒業式。
まだトビを過去にできず
受験勉強もままならず
茶織は祐介と同じ大学に
行く事を諦めた。
何も手につかないまま
家族や友達に支えられて
ようやく女子大に
合格した。
そして迎えた卒業式。
体育館には
トビのお母さんの姿が
保護者席の隅っこに見えた。
おばちゃんは
心なしか痩せた気がした。
辛かった。
みんなと別れる事よりも
トビの姿がない事が・・・
わかっていたはずなのに。
始まる前から
泣けてきた。
受験勉強もままならず
茶織は祐介と同じ大学に
行く事を諦めた。
何も手につかないまま
家族や友達に支えられて
ようやく女子大に
合格した。
そして迎えた卒業式。
体育館には
トビのお母さんの姿が
保護者席の隅っこに見えた。
おばちゃんは
心なしか痩せた気がした。
辛かった。
みんなと別れる事よりも
トビの姿がない事が・・・
わかっていたはずなのに。
始まる前から
泣けてきた。