青の微熱
涙が
とめどなく溢れてきた。

ありふれた自分の人生に
起こった数々の出来事


それは途中から
壮絶で忘れ難いものになった


どんなに
心が叫んでいても

時は流れ
この日はやってきた。


罪悪感からか
悲しみからか・・・

あれから
祐介とは会えないでいた。

慰めあう事も
できなかった。


あの日から
時はピタッと止まり
1秒だって進んではいなかった。

ただ・・・

こうして私達は
トビがいないまま
卒業式を迎えた。
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