青の微熱
私は不覚にも

場所を口走ってしまった。


母の反応が気になる。


早く切りたかった。


「じゃあ、俺も行こうかな?」


「え?  そんな・・・

きっと会えないよ!」


「いいよ。どうせ暇だし」


「ん、ごめん。

もう時間ないし切るね!」


私は慌てて家を飛び出した。


顔も何も知らないのに


全く変な奴!
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