青の微熱
電話の向こうで

ふふっと笑って

「じゃあ、いい子は寝なさい。

またね。おやすみ。」

と言われて


子供扱いされた私は

嫌にむかついて


「はい、じゃ、さよなら。」


と言って電話を切った。


なんかムカつく奴だ。


二個しか変わらないのに

年上ぶってさ。

なんで声だけのあいつに

こんなに腹を立ててるんだろ?


私はプンプンしながら

寝付けない夜を迎えた。
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