青の微熱
「あ~!!

・・・・・・」


美紀の甲高い声と

絡まりあう二つの影・・・


もう、私は

自分が自分でいることを

忘れるしかない。


耳を塞いで聞かないように・・・


私がもう

一睡もできなかったことは

言うまでもなく・・・


16年生きてきて

未知との遭遇。


体が火照るっていうのか

経験したことのない感覚が

襲ってきた。


何?

この体を突き抜けるように

溢れてくる熱いものは・・・

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