青の微熱
誰にも言えなかった。

もちろん美紀にも・・・

何でもない風に装うこと


それが

今の私に課せられた義務。


大人になるにはちょっと早い

でも現実だった。


トビにも

変な気持ちになった。


トビはどうなん?

トビは違うよな・・・?


自分の中で

違うと決め付けたかった。


じわじわと私の青い「性」が

開き始め、そして・・・


祐介と会う日が近づいていた。


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