今日も君が笑顔でいられますように
暑い。
とにかく暑い。
どうしても、この場にはいられないと思って、家に帰ることにした。
まさかこんなに暑いとは思わなかった。
タンクトップにジーパン姿の私。
日に当たる面積が広すぎて、肌がひりひりする。
日焼けしたかな。
まぁ、黒くはならないだろう。
私は元々肌が白いから、黒くはならないで赤くなるんだ。
黒くならないのはいいんだけど、ひりひりして痛い。
家に帰ったら薬を塗ろう。
そんなことを思いながら歩いていると、なんだか見たことのない道。
どうやら道に迷ったらしい。
この田舎、店や民家が少ししかないくせに無駄に広いから。
仕方ない、戻るか。
そう思って引き返そうとしたら、ちょっと入った所に神社が見えた。
なんとなく寄ってみたくなって、足を進めた。
長い階段を上ると小さな神社が見えてきた。
ん、誰かいる。
参拝客だろうか。