キケンなかおり
「じゃあお前らも帰んな。京には俺から言っとく。


どーせアイツは神名のとこで油売ってんだろ」




そういってサッチーはこっちに背を向けて手をヒラヒラとさせた




「じゃあ俺たちは心と森兄に伝えにいこっか」



候があたしにそう言ってきた




候....ごめん...あたしはサッチーに聞きたいことがあるんだ!!




「悪いけど候先に保健室に行っててくれる!?俺も後から行くから!!」



「うん、わかった!」



そういって候は何かを察したのかすぐに生徒会室から出ていった



さてと.....



「サッチーに聞きたいことがあります」




あたしがそう言ったらサッチーはこっちを向いて指を二本たてた




「.....?何それ....」



あたしの質問にサッチーはニヤリと笑って




「質問一個につき俺の言うこと2つ聞け」



と言った....



なっっ......!!!!!!




なんですとぉ───────っ!?!?!?



「絶対に嫌です」


「まあ、そんで質問って?」



「無視かよ、おいっ!!


まあいいんですけどね。


じゃあ単刀直入に聞くけど、なんでカンナ先輩のまとめた書類を破ったの??」



あたしの質問にサッチーの眉がぴくりとわずかに動いた





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