キケンなかおり
3階についてみると、そこは食堂というよりバイキング....






やっぱここお金かけてるんだなー







もう、ほぼホテルのバイキングじゃん!!






食堂のおばちゃんらしき人の姿は全く見えず、その代わりウエイターやウエイトレスといった人がたくさんいた







「おはようございます。上田様、相沢様。


お席はお好きなところへどうぞ」










そういってバイキングの受付の人があたしたちの名前を紙に書いた







「なぁなぁ心....あの人らって俺らの顔と名前わかんの??」





「ああ、あれも仕事だからな」




どうやらここで雇われている人たちは、あたし達の顔も名前も覚えなければいけないらしい






まじかよ!!すごすぎでしょ、ここの人!!


あたしなんか名前と顔覚えんの苦手だから絶対無理だわ





その後、適当に心と席をとって朝食をとりジュースをとりにいこうとしてたら後ろから




「た−ま−き−ぃ!!!」





という声がしたので振り向くとそこには






「候っ」







そう、候がこっちに向かって走ってきたのだ








「おはよー環っっ!今日もかわいい☆」








そう言って候はあたしに抱きつきにきた









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