キケンなかおり
と、そのときドアをノックする音が聞こえた


「誰」


『俺、京!!』



「ちょっとまってろ」



そういってサッチーはドアのとこまで行き、かけていた鍵を解除して、その声の持ち主を中に入れた




「智夜、はいコレ昨日頼まれてた資料.......




ん??君は.....確か相沢 環くんだっけ??」


「あっはい、そうです」




そういうと彼はにこっと笑った



「そっかー君がねー


俺副会長の上田 京(ウエダ キョウ)です。よろしくね、環くん」





うわぁー笑顔さわやかだよーっ



ん??上田??




ありきたりだけど....



こんな金持ち学校に上田なんて名字の人が、心以外にいるってことは.....



「もしかして、心の親戚だったりします??」





「うん。俺、心の兄貴」




まじですか.....






心と京さんが兄弟ということにちょっと吃驚してる間に、サッチーは京さんが持ってきた資料を理事長室に届けに行ったらしい








「環くん!」



「はい??」



「智夜がいないから言うけど、俺がなんでここにきたと思う??」






え??





「サッチーに.....生徒会長に用があったからじゃないんですか??」








.







< 56 / 104 >

この作品をシェア

pagetop