キケンなかおり

原因

大希はあたしを眉をひそめてあたしに言った


「煩いなあ、お前なんか生徒会役員でもないくせに口をはさむな!!」


何だよそれ....



「生徒会役員だったら何してもいいってゆーのかよ....


同じ仲間を辞めさせるのかよっ!!」



「はっ....まだわかんないの?僕はアイツを仲間だなんて思ってないし、思ったこともない。」



そう言って大希は笑った



「お前っっっ!!」



あたしは大希のその言葉を聞いて大希に殴りかかろうとした



「環っ!!」



殴りかかろうとした手は隣にいた心によって止められた


「離せっ!!俺はアイツを一回殴らないと気がすまないっ!!」


心に捕まれた腕を振り払おうとしたが、男と女の力の差は目に見えていた


「環、環が今ここでコイツを殴っても、カンナとコイツの関係は変わらないんだよ?」


そういって候はあたしの目の前に来て、あたしを落ち着かせるように、背中をポンポンとゆっくりたたいた



しばらくして、冷静になったあたし


なんでこうすぐにカッとなってしまうんだろうな....



みんなの前で取り乱してしまった自分が恥ずかしいっっっ!!



とりあえず、心と候には謝らなくちゃっ!!



「2人ともごめん....迷惑かけちゃった...」



謝ってみたのはいいけど、なんか2人の顔が見れないよっっ!


そういって俯いてると両サイドからほっぺたをつねられた




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