キケンなかおり
大志くんの過去を知ったあたしとサッチーと候は何も言えなかった
「お前のせいだ....」
静まりかえった部屋の中で大希の声が響いた
「お前さえいなければ大志は僕を叩かずにすんだっ!!!
なのに....大志が発作をおこしたのはお前のせいだっ!!」
泣きながらあたしを睨む大希
あたしはどうしていいかわからなかった
「大希、環に当たったって何もならないだろ...お前にだって負はあるんだ、環ばかり責めるのは間違ってる」
サッチーがそう言っても今の大希には通用しないだろう
「会長っっ!!!なんでコイツをかばうんですか!!」
もう冷静さが感じられない大希がサッチーに言った
「環を巻き込むな。だいたい本題は神名のことだろ?
まあ嘘をついて休むとはいい度胸だ....
あいつには罰をあたえないとな」
「智夜....それって....?」
サッチーの意味深なセリフに候が聞き返した
「アイツは大事な副会長補佐だからな。辞めさせるはずがねえ」
そう言ってにっこり笑った
「とりあえず今日は仕事になんねえから解散。
あと、大希...お前はしばらく生徒会室立ち入り禁止」
サッチーの突然の申し出に大希がありえないという顔をしていた
「意味がわかりません。なんで急に立ち入り禁止なんですかっ!!!」
「今回はお前が悪い。一回おさまった事をお前が環に挑発したことで再び掘り返したんだよ
お前は俺が出てきていいって言うまで頭冷やしとけ」
その言葉を聞いた大希は唇をぎゅっと噛みながら生徒会室を去っていった
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「お前のせいだ....」
静まりかえった部屋の中で大希の声が響いた
「お前さえいなければ大志は僕を叩かずにすんだっ!!!
なのに....大志が発作をおこしたのはお前のせいだっ!!」
泣きながらあたしを睨む大希
あたしはどうしていいかわからなかった
「大希、環に当たったって何もならないだろ...お前にだって負はあるんだ、環ばかり責めるのは間違ってる」
サッチーがそう言っても今の大希には通用しないだろう
「会長っっ!!!なんでコイツをかばうんですか!!」
もう冷静さが感じられない大希がサッチーに言った
「環を巻き込むな。だいたい本題は神名のことだろ?
まあ嘘をついて休むとはいい度胸だ....
あいつには罰をあたえないとな」
「智夜....それって....?」
サッチーの意味深なセリフに候が聞き返した
「アイツは大事な副会長補佐だからな。辞めさせるはずがねえ」
そう言ってにっこり笑った
「とりあえず今日は仕事になんねえから解散。
あと、大希...お前はしばらく生徒会室立ち入り禁止」
サッチーの突然の申し出に大希がありえないという顔をしていた
「意味がわかりません。なんで急に立ち入り禁止なんですかっ!!!」
「今回はお前が悪い。一回おさまった事をお前が環に挑発したことで再び掘り返したんだよ
お前は俺が出てきていいって言うまで頭冷やしとけ」
その言葉を聞いた大希は唇をぎゅっと噛みながら生徒会室を去っていった
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