「俺は今日かぎりで、光華龍の族長は辞める。」

俺はたんたんと話した


「守らなきゃならねーもんが出来たんだ。今までお前らの総長でいれて よった。光華龍でよっあ。ありがとう…」


俺はこの時 生まれて初めて頭をさげたかもしれない。                              あまり長くない話しを終え 顔を上げた俺を待っていたものは



光華龍の奴らの笑顔と
涙だった。



まさかの光景に時が止まる


「総長 おめでとうございますっ」


「守らなきゃならないって.夏紀さんの事ですよね?お幸せに!!」


「蓮さんが光華龍の族長で良かったです!」



光華龍の奴らは

バカってほど良い奴だった


でも.こいつらに呆られると.少しでも疑った俺が一番バカだ


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