○○なんて言わせないっ！

その男ゎ佐々木勇
(ササキユウ)といって
あたしの中学からの
友達､､､。
友達？友達ってゆーか
普通のクラスメイトだ。

こいつに言ったら
クラス中にあたしの
点数が広まるのは
間違いない...。


ほらさっそく。


「おい！達哉聞いて
よ上野さあ数学
３点だってよお！！」


「えっ！まじか
おーい！美里ぃ
夢良３点だってよっ」


「えー夢良やばいん
じゃーん！」


もはやあたしは
否定もできず
ただただ､力無く
うなずくばかり...。


あたしの友達の美里は
とても頭が良くて
あたしとは比べものに
ならないほど...。

「どーせ美里は
点数高いんでしょ？」


「ふふ。まあねっ」

すると美里があたしの
席に来て､どれどれ？
と答案用紙を見にくる。

「うはっ！まじで
３点じゃんっ
ばちうけるー！」

ケラケラと笑う美里。

「ど、どーせ馬鹿
ですよーハイハイ
帰った帰ったあ」


あたしは美里の背中を
おして、ひたすら
机にむかって
顔をうずめた。