ロマンティック彼氏
試合直前,選手はアプローチと呼ばれる,ファウルライン手前までの助走する場所のすべりを確認する。

「ユカリちゃん・・・だよね?すべり確認してこよう?」

優しく言ってくれたリアに,私は心を開きだしていた。

「うんっ!」

リアとアプローチの確認をしに行った。

「結構滑るね・・・なんか怖い。笑」

「だねぇ~危なそう。笑」

私たちは,他校とは思えないほどに団結し,試合に臨もうとしていた。
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