ギャップ@彼氏
そして、フラッシュバックする、乗る前に交わした何気ない会話。
『さっきから ずっと顔青いよ?』
『ちょっと乗り物に酔っただけッ』
『さっきのゴーカートで下手な運転するからだよ-』
私はレオ君が がんばっている事に気づかないで それだけか、レオ君の努力を踏みにじったんだ…。
どうしようもない後悔と自分の無神経な言動に
腹がたって、もぅ頭の中が ぐちゃぐちゃで…
「―ッめん…」
「へ?」
「ごめんッ!!私、無神経だし、レオ君の、こと全然理解してないッし…!
こうやって謝ることし‥か…できないッ‥し…
こんなんで、レオ君‥ッの 彼女でも‥良いッ‥のかなッとか…おもう…し‥。
お願いッ…だ‥から…私を捨てな…ッ!!」
「いで」と 嗚咽まじりにも がんばって言おうとしたら
腕を思いっきり引っぱられて、一瞬の内にレオ君の胸の中に頭を片手で持たれて
押し込められるように
抱きしめられた…。