君に必要なもの‐結婚前は忙しい!!!!‐



そうだ。


あたしだって昨日春を不安がらせる事言っちゃったんだ。


でもあの言葉は春を取り巻く人達に嫉妬したから



だから春に八つ当たりみたいに言ったんだ


「…あれはね、違うの。」



「あれは…その…春のとこに居た人達に妬いちゃったの…。ごめんね。…春を傷付ける気はなかったんだ!本当にごめんね」


春は黙ったまま下を向いていた


「知ってた…。」


春を見ると優しい顔をしていた



「え?」


そしてゆっくりと口角が上がりいつもの無邪気な春が見えた


「知ってる、(笑)ちょっと意地悪してみた。」


「ちょ、ちょっと!!意味解んない!あたし真剣に悩んでたんだから……っ!!!!春のバカぁあ!!!!」


「あ〜はいはい、(笑)泣くなってば!俺が悪かった。」


泣きじゃくるあたしの頭に手を置きポンポン叩いて笑っいる春。



泣いているのにそんな春にもトキメイてしまうあたしは重症だ



「だいたい奈子が俺を嫌いになるはずないこと分かってるし」


「…バカ春」


「なんだい?奈子さん」


さっきの優しい顔は何処へやら…



意地悪な笑顔であたしの体を抱き寄せキスができる距離まであたしを近付けた


「好きだよ…春。」


「知ってるつぅ〜のバカ奈子。(笑)」




そしてあたし達はキスをした




――――――― End ―
あとがきへゴー
< 26 / 27 >

この作品をシェア

pagetop