二人で病室に戻ると、大介君は既に起きていた。

「二人とも来てたの?
・・・どうしたの二人とも。」

ただならぬ雰囲気を察して尋ねてきた。

「なんでもないわ。
今日の具合はどう?」

「うん。大丈夫。」

二人のやりとりを見つめる。


大介君が春までもたない?
こんなに元気なのに?
そんなこと・・・ある訳ない。
ある訳ないじゃん!
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