桜
春
-4月上旬-
春は何故こんなに暖かいのだろう。日差しが優しく気持ちいい。
「・・・でさ、一昨日一緒に映画見に行ったんだけど・・・
ねぇ茉莉恵、ちゃんと聞いてるの?」
「うん?」
「だからぁ、一昨日映画見に行ったの!!」
「へ~、誰と?」
「どっから聞いてなかったの?」
「・・・。」
「涼太から誘ってくれたんだ♪」
「涼太って、文化祭で彩奈に声かけてきた男子校の人だっけ。」
「そう♪」
「まだ付き合ってたんだ。ってかナンパとかチャラそうだよね。」
「喧嘩売ってんの?
茉莉恵もさぁ、自分から行動起こさないと彼氏なんて出来ないよ?
唯でさえ女子校で出会いなんて無いんだから。」
「そーだけどさ。
そうだ、その涼太に誰か紹介してもらえないの?」
「まぁ、頼んでみるけど。」
彩奈からは勝ち組の余裕さえ窺がえる。
あたしだって彼氏作れない事はないんだろうけどなぁ・・・
やっぱ女子校じゃだめか・・・
「じゃぁ、涼太が迎えに来てくれるから・・・ばいばい。」
「じゃぁね~。」
春は何故こんなに暖かいのだろう。日差しが優しく気持ちいい。
「・・・でさ、一昨日一緒に映画見に行ったんだけど・・・
ねぇ茉莉恵、ちゃんと聞いてるの?」
「うん?」
「だからぁ、一昨日映画見に行ったの!!」
「へ~、誰と?」
「どっから聞いてなかったの?」
「・・・。」
「涼太から誘ってくれたんだ♪」
「涼太って、文化祭で彩奈に声かけてきた男子校の人だっけ。」
「そう♪」
「まだ付き合ってたんだ。ってかナンパとかチャラそうだよね。」
「喧嘩売ってんの?
茉莉恵もさぁ、自分から行動起こさないと彼氏なんて出来ないよ?
唯でさえ女子校で出会いなんて無いんだから。」
「そーだけどさ。
そうだ、その涼太に誰か紹介してもらえないの?」
「まぁ、頼んでみるけど。」
彩奈からは勝ち組の余裕さえ窺がえる。
あたしだって彼氏作れない事はないんだろうけどなぁ・・・
やっぱ女子校じゃだめか・・・
「じゃぁ、涼太が迎えに来てくれるから・・・ばいばい。」
「じゃぁね~。」