私の姿を見かけた彩奈がテラスにとんできた。

「ねぇ、涼太から『今度4人で一緒に遊ぼ』ってきたんだけど、
大介君にメールした?」

「うん...
っていうかね・・・」

昨日のことを彩奈に全て話した。

「茉莉恵頑張ったじゃーん。」

背中をバシバシ叩かれる。

「痛いからッ。」

「いや~ダメかと思った。
良かったね~。」

「うん♪」

「それで朝から嬉しそうなのか。」

彩奈がニヤニヤしている。

「大介君のこと好きなんだ♪」

「分かんないけど・・・そうかも。
そんなにいつもと違う?」

「うん。
可愛いよ☆」

「からかわないでよ~。」

「授業始まるよ~。」

友達に声をかけられ教室に戻る。

彩奈は満足そうな顔をして席に着く。


あたしって分かり易いのかなぁ。
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