ショーが終わると、彩奈と涼太君はいなくなっていた。

「あれー・・・。」

大介君が苦笑している。

「じゃぁ俺たちも行こうか。」

「うん・・・。」

大介君について水族館に入る。

水族館の中で思わずはしゃいでしまう。

「水族館好き?」

「うん。
水族館も動物園も好きなんだ♪
動物好きだから。」

「そっか良かった。」

嬉しそうに笑う大介君の横顔を見て思う。


あたし・・・
大介君のことが好き。
初めてだ。こんな気持ち。
だから初恋っていうのかな。


急に恥ずかしくなる。
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