「・・・!」

紙袋の中には水族館で売っていたペンギンのぬいぐるみが可愛くラッピングされていた。

大介君がニコニコしている。

「もう一つの方も。」

綺麗に包装してあった箱を開ける。

「これ・・・。」

某ブランドのネックレスが入っていた。

「誕生日おめでとう!」

「なんで・・・。
なんで知ってるの?」

「初めて会った時に言ってたじゃん。」


そんなの覚えてくれてたんだ。


涙が嬉し涙に変わる。

「ありがとう。」

「もう泣かないで。
ご飯くるよ。」
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