-日曜日-


どうしよう・・・
メイクとかした方がいいのかなぁ。
でもメイクの仕方分からないし・・・
でもでもスッピンっていうのもなぁ。


「今日、友達に男の子紹介してもらうんでしょ?」

姉が部屋に入って来る。

「ねぇ、メイクってした方がいいよね?」

「でも初めて会う時にメイクして行くと、
スッピン見せられなくなるよ。
まぁ髪ぐらい巻いたら?」

そういう姉の顔は化粧で完璧に作られていた。

「ヘタだね~、貸してみ?」


さすがお姉ちゃん手つきが慣れてる...


「まぁこんなもんじゃん?」

「上手い!ありがとう☆
行ってきます!」

「行ってらっしゃ~い。」

階段を駆け下り、玄関を出る。
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