包みを開けてみる。

「ほんとは自分で買いたかったんだけどさ、
無理だから涼太とに買ってきてもらったんだ。」

「これ・・・。」

それは誕生日に大介君がくれたネックレスとおそろいの指輪だった。

「指輪は重いかなって思ったんだけど・・・。」

「ううん。そんなことない。」

指輪をしてみる。

「似合うかな?」

「うん。似合ってる。」

「ありがとう。」

大介君に抱きつく。

「デートに連れてけないけど、許してくれる?」

「だから気にしないのー。」

大介君の胸で少し嬉し泣きをしてしまった。
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