ねこ笛日記
2003年2月のある夜…

「おおっ寒〃」
雪が降っている…
その夜はものすごく冷たい 雪の夜てした。


こんな夜は、私は嫌い…
山にいる動物たちが、
ほんまに可哀相


寒い夜はふけていきます…

山のみんなは、寒くて
ふるえているだろう…


人間みたいに、こんな夜は暖かい鍋を囲んで食べる
ちゅうわけには、
いかへんしなあ


それに、猫はねこ舌いうて、熱いものが嫌い…
キツネもそうやろね…


人間みたいに、湯気のでてる食べ物を、食べてる姿 見たこと、ないもんねえ。


そやから、今夜も冷たい
食べ物チクワとキャット、 フ-ドにしよう~っと


私はいつものように、
エプロンのポケットにえさを入れ、草むらへ…


キツネも大きくなって
コンちゃんと呼んでいる。

えさを受け取ると、一目散で、それぞれ山へ帰って行くが、今夜はその後ろ姿を見て驚いた…


白猫のお腹が大きい…
それも地面に、すれそうなくらいになっている…


『こら、えらいこっちゃ〃 子猫が生まれるわ… どないしょう〃』


私には、新しい悩みが起きていた。
初めての経験だ。どうしたらいいのかわからない…


ほんまに、どうしよう…
私は、この頃少し変?


「おい〃
お前どないかしたんか! 何をボ-ッとしてるんや」

怒られても、何も言えません。猫のことを言ったら〃

「それみたことか〃」


何て言われるだけにゃあ…

『困った、にゃ~あん!』
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