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生まれてはじめて、告白をした。

一週間後の、雨の降る日。

「そういうのは、できない。」

やさしく、そっと、ガラス細工にでも触れるように、そう言った。

「そっか。そうだよね。いいよ。」

心に穴があいて、むくむくと膨らんでいた何かが、

ひゅるひゅると抜けていった。

彼は、あまりに晴れやかな顔をするあたしにびっくりして、

でもどこか、安心して、

立ち去った。
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