大切なもの
その日はあまり眠れなかった。


次の日、純君は学校へ来ていた。

そしてまた次の日。


『えっ??』

私は目を疑ってしまった。

純君が真由美と一緒に
笑い合いながら登校している。


女子と笑っているとこなんて見たことなかった。

「あの二人、付き合うことになったらしいよ。」


明がそっと教えてくれた……。


私は、教室を飛び出し、
涙をこらえて、

近くの公園へ向かった。
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