大切なもの
美咲からメールが来た。

【大丈夫?

辛かったよね…。

気持ちは分かるけど里美は頑張ったよ。

内気な里美がアドレス聞いて、凄かったと思う。】


【でも、何も知らない方が楽だった。】


そう返事を返すと、

美咲から電話がかかってきた。


「そんなことないよ!!
里美は純君とたくさんメールが出来て、幸せだったでしょ?
もし里美が頑張らなかったら、そんな幸せだって
訪れなかったんだよ。

知ることをこわがって動かなかったら、何も変わらなかったんだよ。

頑張った事を後悔しちゃだめ!!」


美咲は私に泣きながら、
起こってくれた。

私も自分を責めるのをやめた。
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