大切なもの
「里美、ちょっといい?」


「いいけど、何?」


私たちは公園に来た。


「俺……
里美のことが好きなんだ。」

「えっっ??
ごめん。私…」

「お前の気持ちは分かってる。

でも、純はまだ真由美の事好きなんだぞ。」


「分かってる…

それでも、ごめん。」


「わかった。

気持ち聞いてくれてありがとな。
お前もがんばれよ。」

「ありがとう。」

私はそう言って走ってその場を離れた。


そして、帰る途中、
純君のアパートの前を通った。


純君がいた。
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