大切なもの
--今わたしは中学2年生
純君とやっと同じクラスになれた。

でも、純君は入学式の事も
空手教室の事も覚えてなんていないだろう。


そんなことを思いながら
私は美咲と教室に入った。


そこには純君がいた。
いつも男子とははしゃぎまわっている純君をみて
かっこいい、とまたついみとれちゃてた。
「そんなに好きならコクればいいのに」
「もー美咲!!」
純君は男子の前では笑顔なのに
女子の前だと笑顔を見せない。
付き合ったこともないらしい
わたしが告白なんてしたところで何も変わんない…


“キーンコーンカーンコーン”

チャイムがなった
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