大切なもの


「明!!

ちょっといい?」

私は部活が終わった
明を呼び止めた。


「あの…

好き!!…です」



「えっ?誰が?」
「あたしが」

「誰を?」
「明を…」


沈黙が続いた。

「ありがとう。

俺、実は里美が好きだった、

けどおまえのこと
少しずつ見てみる。

お前は俺にとって
かけがえのない存在だ。

それが恋かどうか
わかんないけど
俺でいいならよらしく。」

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