大切なもの


「今日も疲れたね
帰りどっか寄ってかない?」
葵が提案する。
最近私達は
夜遅くまで
遊ぶようになった。

「いいねえ
何処行く?」

美咲ものりのりだ。


とりあえず
私達は近くの
ファミレスに入ることにした。

-ぴろーん

「あっ.ちょっとごめん


もしもし?」

美咲が席をたった。

「相変わらず
彼氏とらぶらぶだね。
休みの日は
毎日会ってんでしょ?
うらやましいなー」

「うん。あの2人は
いろいろあったからね
絆が深いよ。」

「いいなあ。
里美も美咲の彼氏と
同中だったんでしょ?
見てみたあい。
あっ.そういえば
里美は彼氏と
どうなってんのよ」

「えっ?私?
そんなのろけれるような
ことはないよ」

「とか言ってー
毎日メールも電話も
してんでしょ?」

「うん.まあね」

「いいなあ。どいつもこいつも
らぶらぶで。
うちも早く新しい彼氏ほしー」


葵はそんな明るいきゃらで
いつも笑顔が耐えなかった。
< 68 / 100 >

この作品をシェア

pagetop