大切なもの
その日の夜、

美咲と2人で飲みに
行ったとき
思っていたことを話した。

「私、完全に純のこと
忘れられる日なんて
くるのかな?」

「里美、そんなこと考えてたんだ…

気づいてあげれなくて
ごめんね。

そんなに無理しなくて
いいんじゃないかな?

里美が思うままが
里美の気持ちなんだよ。

園田さんだって
待ってくれるって
言ってる。

甘えてもいい。

だから自分の気持ち
無理に消さなくていいよ」


「美咲…ありがとう。」
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