僕は先生を愛してます
「先生っ」
跳ね上がるような気分で先生を呼んだ。
「先生っ」
返事があるまで呼んだ。
「先生っー」
僕は奥へと足を運んだ。
「今、HR中でしょ?」
先生は困った顔で僕を見ている。
「見てっ!!100点取ったよ!先生、約束だよ」
「・・本当に・・するの?」
先生に朝の余裕の笑みはなかった。
「そうだよ。俺、そのために頑張ったんだから」
「・・」
「嫌・・なの?」
返事がない先生に言う。
「わかったわ。約束だからね。」
僕は、満面の笑みを浮かべた。
「先生、携帯出して」
「携帯?」
「いいから。早く!」
先生は鞄から携帯を取り出し、僕に渡した。