僕は先生を愛してます
「遅いなぁ」
携帯の画面を睨み続けて30分以上経つ。
待つのって、こんなに長く感じるんだ。
~♪~♪~♪~
携帯のサブ画面には松下先生と流れる。
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松下先生
題名:無題
本文:
わかりました。
でも、今回だけだからね。あと、勉強よく頑張ったね。幸村君以外、ほとんどの子が赤点に近い点数だったのよ。じゃぁ、学校で。おやすみ
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「もう終わりかぁ・・」
もっとメールしたい。
だけど、僕も
[おやすみなさい]
と、だけ返事した。
―寂しい。
でも、水曜日には先生と二人でデートが出来る。
それだけで、十分だ。
あなたの事を愛しいと感じただけ、僕は本当の自分でいるような気がした。