僕は先生を愛してます
「違います」
僕は嘘をついた。
「本当か?」
「はい」
僕は父を見つめた。
「わかった。しかたないな。だが、もしこれそうなら足を運べ。橘さんもお前に逢いたいと言っていたからな」
「わかりました」
僕はそのまま部屋に戻った。
明日になるのが待ち遠しかった。
鞄から携帯を取り出す。
サブ画面が光っている。
誰だろう。と思い受信boxを開く。
「先生じゃん」
メールを開いた。
それは朝、僕が送った内容への返事だった。
まさか、返ってくるとは思っていなかった。
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松下先生
題名:無題
本文:
おはよう。
今日も1日学校頑張るのよ。
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あっさりした内容だったが、それだけでもいい。
僕は遅れたが返事をした。