僕は先生を愛してます


「ううんっ。なんでもないわ・・」


先生は笑いながらまた、僕に背を向けた。


「先生・・」



「なに?」



「何歳なの?」




「女性に年齢聞くなんて、すっごく失礼な事よ?」



―振り向いてよ。



・・先生―。



「知りたいんだ。先生の全てを」


「・・っ」


僕は先生の背中を見つめた。



「あなたより7つ上よ」



「25か・・」



「今、おばさんって思ったでしょ?」



背を向けたまま笑う。



「そんなことないよ」



「そんな嘘つかなくても・・」



「本当だよ」



「優しいのね」



クスッと笑う先生。
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