僕は先生を愛してます


―先生の瞳・・

―先生の唇・・

全てに引き込まれていく。


「愛してるっ・・」



僕は、その言葉と同時に先生の唇を求めた。


「やっ・・んーっ・・」


先生の言葉なんて聞こえない。


柔らかい唇―・・。


優しいキスなんて、出来ない。


無我夢中で唇を求め続けた。


ゆっくりと僕の舌が先生の小さな口の中に潜り込む。


「んっんっーーーっ」



いやらしい音が静寂した河原に響く。


少し唇を離し先生に囁いた。


「嫌なら振り払えばいい・・。俺、力なんて入れてないから・・」


僕はただ、優しく先生を抱きしめていた。


そしてまた唇は先生の唇に戻る。



・・抵抗される。
・・叩かれる。

そんな事が頭によぎった。
< 131 / 227 >

この作品をシェア

pagetop