僕は先生を愛してます


「今日も終わったなぁ」


翔太がくる。



「お前はいつも楽しそうだな」


「俺が?」


「あぁ。悩みなんてなさそうだよな?」


なぜか溜め息が出た。



「失礼な!俺だって悩みぐらいあるよ!!」


少しムッとした表情をし僕を見た。


「なに?」


「・・」


「はっ?」


「俺・・失恋したの」


口をとんがらし拗ねた顔をしている。


「彼女いたの?」


「ううん。ちょっといい感じの子がいて、絶対両想いだと思って告ったら・・彼氏いるって・・・・」



「・・・ドンマイっ」


ポンと翔太の肩を叩く。


「ぅわあああん」



「おっおい!!泣くなよ」



本当に男かよ・・


と思った。




「わかった!俺がいい女を紹介してやるよ」


「まじで?」


「あぁ」


翔太は顔を上げ、目を光らせていた。


本当にわかりやすい性格の奴だ。
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